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RJ 取材・編集日記

「鉄道ジャーナル」の取材記事は、月刊誌の宿命として時間の制約が大きくて
短期日にあわただしく行なっているのが実態。
取材・編集にまつわる悲喜こもごものエピソードの一端をご紹介すると…。


  夏の夜の富士
Date: 2005-08-12 (Fri)
10月号の特集は新幹線ということで、東海道・山陽新幹線の東京−博多間を「こだま」で乗り通しました。東京−博多間は「のぞみ」ならおよそ5時間ですが、「こだま」では乗車時間はほぼ倍の9時間にも及びます。いやはや、長い旅でした。

さて、「こだま」のみが停まる新富士駅では、天気がいいとホームから富士山が望めます。新富士駅の駅長さんは「この時期ですと、日の出を見るために富士山に挑む登山者の持つライトの光が深夜たくさん見られますよ」と教えてくれました。まるで、富士山にたくさんの星が舞い降りたように無数の光が見えるそうです。皆様も、機会があれば「幾筋もの光を放つ夏の夜の富士」見てみてください。

いよいよお盆休み突入です。みなさまも素晴らしいご旅行をお楽しみ下さい。(

  ごあいさつ
Date: 2005-08-03 (Wed)
鉄道ジャーナル9月号より記事を書いております、()と申します。編集スタッフ多忙のため,この「編集日記」もしばらく止まっていましたが、これからいろいろ取材での出来事などを書いていこうと思っています。お付き合いいただければ幸いです。今後ともよろしくお願い致します。(


  きわどい「晴れ男」です
Date: 2004-08-23 (Mon)
 よく、「晴れ男」「雨男」などと申しますが、みなさんはどちらでしょう。私は、このところ勝率が下がり気味ですが、前者を自負しています。今回、鉄道ジャーナル10月号の「SLもがみ号」取材では、各地にひどい豪雨をもたらした前線の影響で、運転期間3日間のうち初日から2日は運転中止でしたが、当日はたった1日、運転されました。終着間近でにわか雨に見舞われたものの、屋根のない途中停車駅でも酒田駅に降り立ったのちも、空は曇りで薄日も射します。さらに次の取材列車までの合間に酒田市内の名所を2ヵ所ほどめぐり、待合室のあるバス停にたどり着いた途端に土砂降りになりましたが、酒田駅に戻ったときは、また止んでいました。結局、こうした不安定な空模様にもかかわらず、折畳み傘を一度も取り出さずにすみました。

 台風の季節が続きますが、夏休みも終盤、みなさんの旅行が天気に恵まれることを祈っております。 (亀)

  大清水
Date: 2004-08-19 (Thu)
7月6〜7日 東京から新潟をめざし、まずは水上に着きました。予想以上に暑い! 駅前広場はアスファルトの照り返しが眩しく、山からの爽やかな風も吹いてはきません。乗り継ぎの列車まで時間があったので昼食をとろうと駅前のそば屋に入ると、さっきまで「水上」の車内にいた顔ぶれがたくさん見られます。有名店なのか,みなこの店に引き寄せられたようです。まずは、飲み水として出された谷川岳の大清水がなによりのごちそうでした。この夏の暑さが尋常ではないということでしょう。(嶺)

  特急にっぽん縦断
Date: 2004-08-19 (Thu)
6月5〜6日 かなりご無沙汰をしておりました。東京都心を素通りして千葉から再開した乗り継ぎの旅は、房総半島を一周してから新幹線で山形へ向かいました。昼間に太平洋岸の白波を望んで、夕方にはサクランボ畑と緑の稲田を眺める。新幹線のスピードの威力を改めて感じたのでした。仙台からの「スーパーひたち」に乗っていた農家の女性たち。車内販売員が通るたびに何かを買い求めていました。あとから考えると、まだ営業に就いて日も浅い女性販売員へのを励ましだったのかもしれません。(嶺)

  車窓の眺めは旅の醍醐味
Date: 2004-06-26 (Sat)
 5月11〜12日 静岡から始まった乗り継ぎの旅で大きな発見だったのは、バスでの伊豆半島の縦断でした。「天城越え」で知られるルートは聞き覚えのある観光名所が多く点在しますが、なかでも圧巻だったのは天城トンネルを越えたあと、一気に断崖を降りる河津七滝でループ橋。まるで立体駐車場を上から下へ降りるように、車窓の景色がぐるぐるとまわってゆきます。鉄道ではとても実現不可能な小さな半径で、ちょっとスリルがありました。窓を開けて新緑の風を受けるバス旅もなかなか良いものです。
 ハイデッカー車や展望車を乗り継いだ今回の取材。窓からの眺めというのは鉄道旅行の大きな楽しみの1つだと改めて感じました。子供だけでなく大人や外国からの旅行者まで、展望席に座る乗客たちが楽しそうな表情で外を眺めていたのが印象に残りました。(嶺)

  九州新幹線「つばめ」やーい!
Date: 2004-06-22 (Tue)
 熊本・宮崎の古参第三セクター鉄道を訪ねてきました。宮崎空港に降り立ち、初日は高千穂鉄道、2日目は特急バスで高森に抜けて南阿蘇鉄道、そして夜に人吉まで足を延ばして3日目はくま川鉄道を訪問し、人吉から高速バスで鹿児島空港に向かったのでした。熊本空港ではなく鹿児島空港を利用することが、彼の地の地理に疎かった私としては意外なコースでした。これに肥薩おれんじ鉄道を加えて、三セク4社めぐりなどはいかがでしょうか。

 それはそれとして、九州新幹線「つばめ」開業に湧いた南九州の地に行きながら、それも6月号の「はやとの風」取材にたて続いてなのに、じつは九州新幹線は新八代−出水間という中途半端な区間しか体験しておりません。開業前に山口県の日立の工場や川内車両基地を訪ねたりしているのに、営業列車をじっくり味わっていないのです。今回は新八代を通りながら、宵闇の中のため姿も拝めませんでした。私はいつ、九州新幹線を完乗できるのでしょうか。(亀)

  新しくなりました。
Date: 2004-06-16 (Wed)
 繁忙のため、WEBの更新が滞っています。少しでもスピードアップを図るため、このページのシステムを新しくしました。じつは掲示板を使用していますが、一般の方の投稿はお受けできませんので、ご了承ください。

 8月号は久々に地方交通線を特集しましたが、日本の鉄道を取り巻くさまざまな問題が凝縮されているようでもあります。ご愛読くださいますよう、お願い申し上げます。 (デスク)

  さくら前線と特急縦断
Date: 2004-04-15 (Thu)
 4月6〜7日 桜が満開の時期に取材にあたったのは、初めてではなかったでしょうか。JR東海のワイドビュー車両に乗り、本州中部の山岳地帯を南北に抜けた特急にっぽん縦断の旅は、車窓から目が離せないものでした。取材でなければ、ビール片手に花見でも楽しめそうな絶好のシチュエーション。そう言えば、高山からの「ひだ」、名古屋からの「しなの」、そして長野から松本へ戻る「しなの」でも、車内販売員は三度とも同じ方。これも、実にめずらしく、さすがに、最後はお互いに照れ笑いを浮かべてしまったのでした。(嶺)

  最終日の西鹿児島行き「なは」
Date: 2004-03-19 (Fri)
 3月11〜12日 寝台特急「なは」の西鹿児島行き最終列車に乗りました。その模様は6月号の誌面をご覧いただくとして、私たちを迎えてくれた九州南部の天気はあいにくの雨模様、それも相当に強い雨足で桜島すら望めず残念でした。
 西鹿児島という駅名では最終日となるこの日、787系「つばめ」との別れを惜しみホームでカメラを構えるファンや、新幹線開業の準備にあたる人々で駅構内は賑わっており、新旧駅名の入った記念切符は午前中には完売で入手できず、駅内にできた焼酎のショットバーにも人だかりができていて、試飲は諦めざるをえないほど。駅前広場一帯がお祭り気分にあふれ、県民・市民の期待の大きさを感じました。
 後ろ髪を引かれる思いで東京へ帰り、翌日のニュース番組を楽しみにしていましたが、あまりの扱いの小ささに「地元」とのギャップの大きさを改めて感じてしまいました。(嶺)

  名古屋で
Date: 2004-03-10 (Wed)
 5月号の取材は真っ赤な電車の名鉄でした。2日間で名鉄特急とJR東海新快速などを乗り比べる時間を生みだすため、会社の近所で一杯ひっかけて果敢にも「ムーンライトながら」に乗車。濃い目の焼酎が効いて名古屋近くまで熟睡しました。
 とはいえ、やはり座席夜行は体にこたえ、日中のクロスシートはどうしても瞼が塞がります。だが、知立の駅でふと我に返ると碧南行き三河線電車にリバイバルカラーの5500系を発見。そこで俄然と目覚めて、どこかの駅でせめて形式写真を…と飛び移ったのですが、行き違い駅は足回りもすっきり撮れる対向式ホームでなかったり、上下電車が絶妙のタイミングで交換したりで、ここぞという駅がない。
 結局、終点もホーム屋根の影が電車にかかってお面だけの写真すら撮れずに知立に戻ると、5500系は弥富行き急行に行先を変えて去ってゆきました。人と面会する時間も迫り、狙いをつけた取材対象もまだ数多く残っている。これ以上の深追いはできません。以後、3種類のカラーのどれに出会うこともありませんでした。嗚呼、残念至極。(亀)

  京都総合運転所へ
Date: 2004-02-25 (Wed)
 今回の取材は、京都総合運転所でした。人気の国鉄形特急車両、485系に583系、181系気動車が集まっている基地ですから、レールファンとしての心はうずきます。しかし、このような広大な基地の取材では、いつどのような作業が、どこで行なわれているかを仔細に教えてもらい、撮りたいシーンをしっかり伝える「段取り」が非常に重要です。やみくもに動き回ると、おいしいシーンは違った時間に別のところで…ということなり、往々にして撮り逃がしてしまうのです。
 こうして動く効率を考えてさえ、足掛け2日の取材は歩き通しでした。総合庁舎から西の着発線まで1km、それから東の着発線へ約2km、車輪転削線に行って、検修庫に戻って…、いったいどれほど歩いたかしら。それもカメラマンは重いカメラバッグを担いで。晩はほんの少しのお酒でグロッキーでした。(亀)

  かにカニ エクスプレス
Date: 2004-02-20 (Fri)
 関西では冬にカニを食べに出かけるのが恒例とは聞いていましたが、実際、目の当たりにするとそのパワーたるやすごいものです。2月5〜7日、北近畿から北陸へと進んだ今回の特急にっぽん縦断の旅は、まさに「かにカニ列車」の取材となりました。とくに城崎からの乗客は、観光地で大勢を占める中年女性ばかりでなく、老若男女問わず顔ぶれが幅広いのです。温泉にも、もちろんカニにも縁がなかった今回の取材でしたが、5月号で車中の雰囲気だけでも想像していただきたいと思います。

 さらにこの時期、週末の午前中は満席必至と聞いていた「サンダーバード」も、想像以上の熱気に溢れていました。特急街道の看板列車の貫禄といったところでしょうか。在来線で2台の車内販売ワゴンが営業しているのを見たのも初めてでした。またもやこちらも吹雪の道中となりましたが、大幅な遅れもなく取材を終えることができました。しかし、富山の町は前回にも増して激しく雪が降りしきっていたのでした。どうしよう…。(嶺)

  大雪で立ち往生
Date: 2004-02-02 (Mon)
 しばらくご無沙汰しておりました。この冬はいつになく雪との相性が良いようです。極め付けは、高岡の万葉線新型LRVの取材へ向かう途中の富山駅で、大雪のため9時間半にわたって足止めされたことでした。大きな駅で、トイレや食べ物の調達に困らなかったのは幸運でした。
 どうにも動かないのを諦めた乗客たちは意外と落ち着いたもので、夕方にはビジネスマンがどこからか刺身や寿司の盛り合わせを買ってきて、ささやかな宴が始まるといった具合。名物の「ますのすし」も売り切れ状態となり、この時は立喰いそばのありがたみを改めて感じました。頼みの携帯電話も、しだいに消耗してゆくバッテリーを気にしながら使わねばならず、ホームにある公衆電話が重宝したのでした。私は深夜12時ごろ高岡で降りたのですが、終着の金沢に着いたのは午前3時ごろだったそうです。いやはや…。(嶺)

  三重県へ百選駅の撮影に
Date: 2004-01-21 (Wed)
 1月14〜16日、「中部の駅百選を歩き、遊ぶ」取材で三重県へ。まずは四日市でレンタカーを借り、2月号で行かなかった御在所岳ロープウェイへ向かう。ところが御在所岳は雪模様で、ノーマルタイヤを履いたレンタカーでは坂道をスタック、上れない下りられないで、30分は立ち往生して、道路をふさいでしまった。どうにかこうにか麓の近鉄湯の山温泉駅まで戻り、タクシーを手配して行ったものの、大きく時間をロスしてしまった。翌日は伊勢泊となり、居酒屋を求めて宇治山田駅周辺を歩くが、赤ちょうちんの一つも見つからない。伊勢の高校を卒業した編集部(王)にメールで問い合わせたりして、ようやく1軒見つけて、疲れをいやすことができた。
 取材中、三重県の人たちといろいろ話をしたが、みな気持ちのいい人ばかりで、うれしくなった。以前来たときもそうだったのだから、きっと三重県と相性がいいのだろう。ところで、四日市のレンタカーの受付氏は、本誌の読者であった。ゆえの、私のことも知っていた。世の中狭いものだと実感。(則)

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