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JR西日本の次世代通勤電車321系 デビュー
321系電車は、アーバンネットワークのJR京都線・神戸線・宝塚線の輸送サービスの向上、業務支援機能の充実を図るため、今後の通勤電車の標準型として開発された。今後、近郊形を含めて大都市圏で運用する車両については基本的な車両システムを集約する方針のもと、車両システムの再構築を行なっている。これまでのJR西日本の車両に共通のコンセプトである「明るく、広く、静か、快適で、コストパフォーマンスに優れた車両」を踏襲し、さらに、安全・安定性の確保、新たなニーズへの対応をコンセプトに加えている。
編成は、米原方から順に、クモハ321形+モハ320形+モハ321形+モハ320形+サハ321形+モハ321形+クモハ320形の7両編成。電動車が多いが、主電動機の配置を見直し、電動車は一方の台車のみを動力台車としたため、7両編成中の主電動機は12個でMT比率は207系(3M4T)と同じとなる。主回路は電動車1両単位で構成され、321系におけるMとM'の相違はパンタグラフ搭載の有無による。こうした車種構成は床下機器配置の共通化と関わっており、このことにより、どの車両に対しても主要機器の搭載・非搭載を選択できることになっている。最高運転速度は120km/hで、性能面では207系と同等である。
車体はステンレス製で、裾部を絞った形状とした。前頭部分は鋼製で、サイドからフロントへの流れを包み込むようにアレンジした「クリスタルカットシェイプ」とした。側窓は扉間の3ヵ所に長さ1,800mm、高さ950mmの大型窓を、車端部に長さ1,000mmの窓を配置し、中央寄り2ヵ所はバランサ付き下降窓としている。
また、「乗ってみたくなる車両」をめざし、多様な乗客の要求を満たすため複数のデザイナーによりチェックを行ない、高齢者にやさしく、女性からも好感を持たれるアコモデーションを指向した。乗客へのわかりやすい案内として、大型液晶画面による情報表示装置を採用した。
321系は、国鉄時代に投入された201系・205を置き換えるもので、2005・06年度に36編成252両を新製し、今年秋以降、順次営業運転に投入することになっている。使用線区としては、上記のほか湖西線・北陸線なども考慮されている。
20050818 /鉄道ジャーナル10月号で紹介。
《以前のTOPICS》
新幹線高速試験電車 FASTECH360 デビュー (鉄道ジャーナル05年9月号で紹介)
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